0/水菜
全てを手放してなかったことにしてしまえばきっと先の苦しみを知らずに済むのだから
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……さらっとした柔らかい素材の肌に優しいそれを身に纏って……自由に抜けるような青空の下、薄い風のなか心を投げだせば ……そのとき なにが見えるのだろう
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……なにもみない なにも うみださない ただただまっさらな白い気持ちのままで むきだしの白いそれ のままで
……投げだそうと思えば ……なにがみえるのだろう ……何を私は大事にしたいと望むのだろう
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……
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