未詩集3/道草次郎
引き摺られ
汗。
「逆立ちについての考察はいずこへ、エーテルがすき」
いささか
いつもと違う見え方はする
頭に血が昇ってるのかな
いや
それは降っているのかな
よく
分からないや
重力のカテゴリの中
逆さまのものは
正しくうろたえる
見よ
水時計をひっくり返せば
かの色水は
とても素直に
エーテルを泳ぐ
「とある駐車場で彼はあの時確かに神主宰の舞台の演者だった、でも観客ゼロ」
トマトとりんごビン2
フルーツミックス2
ふりかけ〈小魚とカツオ〉黄色い箱のりいり
ごはんに混ぜるふりかけのもと〈ピンク〉
ごはんのもととレバーた
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