詩の日めくり 二〇一六年一月一日─三十一日/田中宏輔
 
しもでできている。もしも、フトシくんと、いまでも付き合っていたら? うううん。どだろ。幸せかな?


二〇一六年一月二十二日 「soul II soul」


 ふだんの行為のなかに奇蹟的なうつくしい瞬間が頻発しているのだけれど、ふつうの意識ではそれを見ることができない。音楽や詩や絵画といった芸術というものが、なにげないふだんの行為のなかのそういった美の瞬間をとらえる目をつくる。耳をつくる。感覚をつくる。芸術の最重要な機能のひとつだ。

 ぼくはほとんどいつも目をまっさらにして、生きているから、しょっちゅう目を大きく見開いて、ものごとを見ることになる。ふだんの行為のなかに美の瞬間を
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