詩の日めくり 二〇一五年十二月一日─三十一日/田中宏輔
 
文字に表現する→2次元化 文字から想起する→3次元化 頭のなかでは、もっと多層的な感じで再構築されているような気がする。書くまえのイマージュと、書いたあとのイマージュとの違いもある。


二〇一五年十二月十八日 「塾の忘年会」


 2015年11月24日メモ。その日は、雨が降っていなかったので、地面は濡れていなかったし、道のところどころには、水がたまったりもせずに、雨粒を地面が弾き返すこともなかったし、行き交う足たちはその水たまりを避けることもなかったし、地面に弾き返される雨粒のことを考えることもなかった。

きょうは塾の忘年会。楽しみ。

 いま帰ってきた。食べた。飲んだ。
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