詩の日めくり 二〇一五年十二月一日─三十一日/田中宏輔
言葉も道具である。思考の幅が狭いのは、同じような言葉の組み合わせ方しかしないで思考しているのだ。それを避けるためには、異なる道具を使うこと。あるいは、異なる道具を扱うように、いつもの道具を扱うこと。
あしたは病院。クスリのんで寝る。おやすみ、グッジョブ!
二〇一五年十二月十三日 「不安の書」
これから病院に。待ち時間にペソアの『不安の書』を読み終えられるような気がする。
神経科に行って、そのあと、大谷良太くんたちとお鍋をして、おしゃべりしてた。病院では、お昼の2時まで待合室で、ペソアの『不安の書』を読んでいた。さいごまで読み切って、読み終わって、20分くらい、待
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