詩の日めくり 二〇一五年十一月一日─三十一日/田中宏輔
」であったり、こんな目にあったの「目」であったり。ということは、同じ言葉でも意味が異なるので、同じ言葉ではなくなっているのではないかということである。どうなのだろうか。そこらへんのところ。
二〇一五年十一月二十九日 「エイジくん」
日付けのないメモ「スウェットの上下、ジャージじゃなく」 たぶん、これは、京大のエイジくんのことだと思う。紫色のゴアテックスの上等そうなスウェットを着てたんだけど、ぼくはスウェットという言葉を知らなくて、だれかに聞いたんだと思う。ペラペラの白い紙の端切れに書いてあった。捨てよう。
二〇一五年十一月三十日 「バカ2人組」
きょうは
[次のページ]
戻る 編 削 Point(16)