たそがれメセナ/あらい
 
ゃくしゃくと足蹴にしたものの、
(有難い咀嚼を訊いたか)
乱される夜ヨの色の綻びが散って 華になるのか
――カタコトノハコニワよ
土、と。風が・哭いてくれたので!
眠りに衝くことができましょう、か、
なんて [シラベヲ頂戴ナ] なんて、
まあ まあ、大きな口ですこと。

がみがみ癖なヲヲカミが、針の筵で拵えましたシ(詩)ニガミ(紙)には、
包ませられた八重歯に由って緒ってさ。ニヤリと哂って暮れたものです。

(眠っていた君の翅を毟り、頬に烙印を授けたのは誰だろうね)
もし腐肉をも喰らう食虫植物だったとして、
そりゃあ可愛いかな、だからなのか
なんでも口に入れてしまう
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