願わくばそれが混ぜ物なしの原罪であらんことを/ホロウ・シカエルボク
 

些事に塗れ、気もやらぬうちに、死んで消えていくやつら、生まれるそばから、溢れかえるそばから、滅多矢鱈に回転数を上げていく、運命の歯車は煙なぞ上げない、そいつの頑丈さはヒトの及ぶものではない、俺は眠る直前に目を覚ます、環境と感情の理由、一日が死ぬときに仇花、それは攻撃か、退避か?定義はどうだっていい、選択肢は有意義なほうがいい、ただ眠りに落ちるよりは悪足掻きのほうがずっといい、悪ければその分見世物として秀逸なことだってある、カテゴリを設けない感情と感覚のすべて、打算なしに投げ出して見せよう、気づかいは要らない、受け取れるだけ受け取ったら捨て置いてくれればいい、新聞紙みたいなものだ、いろいろなもの
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