詩の日めくり 二〇一五年五月一日─三十一日/田中宏輔
000円だった。まあ、売り値は、買い値の10分の1から20分の1の間だということだろう。意外だったのは、売るのに躊躇していた『太陽破壊者』が買い取れないというので戻ってきたこと。ほっとして、いまクリアファイルで、本棚のまえに立てて飾れるプラスティック・ケースをつくって飾っていること。表紙が抜群にいいのだ。買い取られなくて、よかった。60冊の本のなかには、もう二度と読み直すものはなかったと思う。そうしていまでは、もうタイトルも思い出せない。
二〇一五年五月三十日 「ハンキー・ドリー」
学校の帰りに、日知庵で飲んでた。むかし付き合った男の子にそっくりの子がきてて、びっくり。ぼく
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