詩の日めくり 二〇一五年二月一日─三十一日/田中宏輔
 

最初のシーンは
ある男が自分の生まれた島にもどるところで
船の中で、眠っている間に
心臓を魔術でぎゅっと握られるという
苦悶のシーンからはじまるものだったと思うのですが
父親の持っていたSFだったと思うのですが
死んだ父親の蔵書に、それがなくて
何度かSFマニアの方に尋ねたことがあるのですが
もし、ご存じの方がいらっしゃったら
ぜひぜひお教えくださいませ。
シリーズものの外伝といいますか
そういった作品であったと思います。

二〇一五年二月二十四日 「浮橋」

きょうは、京都駅のホテル・グランビアにある、
『浮橋』という日本料理屋で、ある方と
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