詩の日めくり 二〇一五年二月一日─三十一日/田中宏輔
 
自分でびっくりして
気を失いかけてただけだから
ぜんぜん痛くなかったの。
あんまり頭って
ケガしても痛くないんだよねえ。

頭が割れそうに痛いって
これ
おかしくない?
まあ
割れ方によるのかな。
そいえば、関西弁には
「どたま、かち割ったるぞ!」という喧嘩言葉があったな。
めっちゃむずかしいと思うけどね。

二〇一五年二月十七日 「確定申告」

 確定申告してきた。けさ、夢を見た。家族で旅行していて、朝の食事中に、急に立ち上がって、食事の席を立って部屋を出て行き、コンビニでお菓子を買おうとしていた。父親が心配して、後ろから肩に触れた。ぼくは
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