詩の日めくり 二〇一五年二月一日─三十一日/田中宏輔
「高倉 健」
そだ。きょう、烏丸御池の大垣書店に行って、びっくりしたことがあった。ユリイカの高倉 健の特集号が平積みだったのだけれど、明らかに売れているみたいで、もうあまり残っていなかった。ユリイカが売れることも稀だと思うが、いまさらに高倉健が? という思いがした。高倉 健なんて、いまさらだよね。
二〇一五年二月八日 「好き嫌いの超越」
さいきん、好きとか、好きじゃなくなるとか、そういうの超越してきているような気がする。付き合っている人間の数が少ないせいかもしれないけれど、なんか、付き合いって、好きとか、好きじゃないとかを超越している部分があって、それが大きくなると、人生がよ
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