詩の日めくり 二〇一四年十三月一日─三十一日/田中宏輔
棄になってたときがあって
ワープロに書いたぼくの詩を
『みんな、きみのことが好きだった。』と『Forest。』に
収録したもの以外みんな捨てたんだけど
原稿用紙にして2枚くらいの短い詩で
『Street Life。』というタイトルで書いたものがあって
それは
どちらにも収録するのを忘れてて
でも
とても気に入ってたんだけれど
手元に
それが収録された同人誌がなくて
というのは
ぼくは
自分の書いた詩が載ってる本を
よくひとにあげちゃうからなんだけど
そういうわけで
内容は覚えているんだけど
正確には思い出せなくて
で
それを思い出す
という作業を
散文
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