詩の日めくり 二〇一四年十月一日─三十一日/田中宏輔
う立ち飲み屋に。
会計、間違われたけれど
250円の間違いだから
何も言わずに帰ったけど。
帰りに
近所の大國屋に
いや
そだ
このあいだ
気がついたけど
大國屋の名前が変わってた。
「お多福」に。
ひゃ〜
「きょうは尾崎を聞くと泣いてしまうかもしれない。
◎原付をパクられた。」
って
「印」の
「きょうの一言」
ってところに書いてあって
ちっちゃな黒板ね
で
いいなあって思ったの。
書いたのは
たぶん、アキラくんていうデブの男の子
こないだ
バカな客のひとりに
会話がヘタって言われてたけど
会話
[次のページ]
戻る 編 削 Point(12)