ナンのスタンス/ブルース瀬戸内
 
それこそが私であることを伝えておきたい

何者であれど生涯があるように私にもある
だが何者であるかは私が決めさせてもらう

勝負ごとも白黒つけることも大嫌いである
だが敗北主義は更に嫌いで負けたくはない
屈折しているし偏見に満ちているのが私だ
屈折していないなら屈折せよと思うほどだ
偏って見ないのは何も見てないのと同じだ

なんと粗雑で無定見で無狭量なスタンスか
だがそれが私そのものであるし一言言えば
好きにちぎってカレーに私を浸してほしい
誰が何を言おうと私は既にあなたのものだ
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