明日は/こむ
 
美貌の姫による解釈の色合いは妖しく
見境なく優雅な印象と深い屈折を遠くから歌った
そして終わり 立ち並ぶ危うい情報量の少なさ
この程度は淋しさも絶望も手の内にある
小さな暗い穴に自己増殖性の
貧しいささやきを入れてみると
内部風景は崩壊するだろうか
官能と幽霊と思惟 
階層は現代性に両極を生み
建て替えられた ある事情を棺桶の蓋の中で
未知の 自動筆記の 下方へ また上方へ
沈黙はノイズと共に常識的な甘い表現として 
閉じ込められて 笑う
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