心とは常に変化し
一瞬たりともとどまらないもの
だからこそここにとどまって
移り変る人や事物を見据えて
そして、歌う
しずかな日
すべてがあるべきところに収まって
とどまっているように思える日
すべての流れも停滞も
ゆったりとした大きな
とどまりのような変化のなかに
あることを知る
有無。
それから
ここから出て行ったものを見送り
ここにかつていたものたちを思い
自らはここにとどまって
すべての憂愁も煩悩も
空無の渦のなかに落ちていくことを知る
いまもまだ
ここを通りすぎていくものたちがあり
ここにつかのまとどまるものもあって
それから、