永遠/
ミナト 螢
ただ時を駆ける坂道が
空を塗り替えるように
青い繋ぎ目を見つめていた
自然と同じくらい無心になれるのは
思い出を手に入れたからだよ
君との日々がフレームの中を
題名も無く渡してくれたね
飛び出したセリフを埋めるまで
波は行き交う水しぶきを抱いて
相応しい言葉を贈るために
吐き出した息を束ねた
永遠は名画に釘を刺す
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