日曜日の夜に/
番田
僕は川辺で
砂を踏みながら歩いた 心は
日が暮れることで 遠ざかる
歩いていく 深まる夜を
コウモリが空を飛んでいた そして
街は 夜の中
でも 僕は 明日を思う
朝はいつも窓に訪れるから
腕時計を見る 僕は
僕の部屋を出ていくのだ
テーブルには鉛筆の跡
そして テーブルの鉛筆である跡だ
朝の訪問者は
どこにいったのだろう でも 誰かが
この僕であるということを そして 考えるのだ
嘘をついているのだという証を示すために
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