ユアセルフ/たいら
君も気付いているんだろう
とっくに一人で歩けることに
それでも一人は不安だから
誰かに寄りかかってたいだけ
人はそれを恋を呼んだり
愛と呼んだり依存と呼んだり
何かと名前を付けてみては
正当化しようとする
君も気付いているんだろう
そんな人々の一人であることに
それはおかしくはない
僕も責めたりはしない
けど両の脚は何のために
その両の眼は何のために
誰かに教わるわけでもなく
本当は本能で分かっている
君の足で
君の意志で
君だけの幸を目指して歩け
轍も理由も後から付いて来るから
ただ前だけを見て
君自身で進め。
戻る 編 削 Point(0)