すべて/ゴルコンダ作品/足立らどみ
 
フィギュアスケート選手
ジャンプに失敗しました
観衆は痛みを感じました

詩人擬きのオセンチだか、なんだか
目の前を通り過ぎても(実は)、
なんとも感じなかった

アスリートのプレイと自称詩人の符号の羅列は
どちらがポエムなのだろうか


すべてが分からない様な曖昧さが連綿と続く日々を
平気な顔して生き続けることが出来ている(まだ)

雑巾がけして、大掃除して、今年も終わる
伏線は何ひとつ綺麗に解消されていないままなのに


せっかく、この世に生まれてきたのだから、
人はもっと深い思考をもって行動できるのに、
勿体ないよ、自分


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