こもる くれない/
砂木
届けば 遠ざかる
のばせば ねむり
もう 見えなくなるのだろうに
悲しむ 半分の鎧を きたまま
まきすぎた 噴水の 熱さだけ
ひいた拳には さすられた 痕
満ちていく めくり忘れた 戸
黙りこんで だましたつもりで
帰るところもなくて
焼け続ける 雲の間
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