愛別離苦/viraj
時は、11月30日夜の11時
彼女が私に突然の別れを告げた。
ほかの彼氏ができたのだった。
闇と孤独の中に私をひとり残していってしまった。
別れを宣告された瞬間、淡々と聞いていただけだった。
無になった。
「tはもてるから大丈夫だと思うよ。」
彼女は言った。
この日は僕にとっての原爆記念日となるのだろう。
いつも、いつまでも、
体の外にあるのにこんなにも近く。
あたかも、失った手が痛むように。
私は精神病院の医者に外出禁止令出されてるので、
彼女見つけようにも簡単にはみつからない。
わたしはこれからどうしたらいいん
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