自分史(音楽事務所勤務時代11 ー 長女誕生)/日比津 開
から8月まで札幌の産まれた北大病院
にそのまま入院し僕は休みの日に東京から札
幌に月2回くらいのペースで会いに行くことに
なった。
入院中は常に口に装置が付けられ、吸引さ
れる姿が痛々しかったが、集中治療室で抱っ
こすると可愛らしく、愛しさが増した。
4ヶ月間の入院のあと退院し、港区の自宅
に家内とともに戻った。家内は出産予定日の
2ヶ月前から札幌の実家に戻っていたため、
自宅に帰るのは半年振りになった。東京では
世田谷区の国立の子供病院に通院、入院した。
治療のとき痛がって泣いたり、入院のとき
子供1人残して家に帰るときなどは辛かった
が、同じような病気で入院している子たちの
中から友だちができたのは嬉し泣きするくら
いありがたかった。
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