星の数ほど/
しょだまさし
僕の里では
星は数えるものではなかったんだよ
この都会に来て驚いたのは
その星が数えられるくらいしか
無いってことさ
そうなんだ
故郷の夜空の星々は
散りばめられた光の粒だったから
でも僕がこの街に導かれた理由は
その逆だよ
数えられない人の中から
貴方を見つけ易く
してくれたんだ
数え切れる星の夜空の
この街が
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