神宮球場の夢/服部 剛
や〜とな〜それよいよいよい
や〜とな〜それよいよいよい
や〜とな〜それよいよいよい
ヤクルトが得点するたび神宮
球場に、東京音頭は鳴り響く
観客席に波を打つ無数のビニ
ール傘は、きらきらきらり。
や〜とな〜それよいよいよい
や〜とな〜それよいよいよい
や〜とな〜それ『神宮の夜空
に閃く岡本選手の弾丸ホーム
ラン!』 しーんと静まり返
った間の後に酔っぱらいおじ
さんはさけぶ バカヤロー。
ヤクルトのラッキー7を迎え
る前も東京音頭は鳴り響き、
や〜とな〜それよいよいよい
や〜とな〜それよいよいよい
や〜とな〜それ 御免なさい
僕の胸のオレンジ色のハート
はいつだって『闘魂込めて』
のリズムで脈を打ち、脳内に
流れているのでございます。
――球は飛ぶ飛ぶ炎と燃えて
さのよいよい
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