靴を買いにいこう/はるな
 


夜が
砂糖壺の
ふたになって

ぶどう色の
円を描いてるんだ

いよいよ
それが
球になって
転がるころ

ぼくたちは
剥けた 傷みたいに
そうだね
あたらしい
靴を買いにいこう


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