横顔/
ミナト 螢
寝返りひとつ
打てない身体は
僕の留守中に
壁紙の点を
あみだくじにして
沈む太陽の
歯で指を切る
時だけが知る
命のカーテンが
色を打ち消し
光を遮る
誰かを待つ日の
寂しさはやがて
季節を流れる
風になるから
頷いて落ちる
涙の音符を
あなたの指にも
結んで欲しい
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