かげろう/
ガト
胸の中に
何もないとき
思ったよりずっと
あなたを思い出していた
もう愛していると
言いたくなくて
泣いた顔の上に
砂をまいて隠したのに
人はみな
空っぽで
私も空っぽになってみたかった
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