自己実現/viraj
険しい自己実現への道。
自己実現は自分をかけ続けることである。
愛とは命がけの憎しみだ。
結婚は友情であり妥協だ。
そういう関係もいい。
ただ、本当は恋愛ってのは、自我が消えていく死に物狂いの闘争だということを時々は思い出してもいいんじゃない?
いわゆる詩人なんてのは白痴で、大体彼らだって,かいてる事信じてない。
自己実現者、性器期的人間は、憎しみを伴わず愛せる。
それは彼らの自我が消え去っているから。
9.11が起こったとき、テレビを見ながら、イスラムへの憎悪を高めるバスに乗った米国民のなかで、乳の出ない一人の女性の、泣き喚く子供を、もう一人のイスラム女性が、そっと抱き上げ、授乳したのに、みんなが自分の憎悪を反省して涙しました。
その人は、実は覚者が化けた人でした。
愛があれば、ちょっとした工夫で他者の心を感動させることができるのを知りました。
真の宗教性は、人種も民族も国境も、あらゆる憎悪を越えて、あの精神の大空に輝く魂の太陽のように、勝利していたのでした。
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