文体/
たま
もに滅ぶ。
詩を担保にして小説を書くことはできない。
いじくり回しただけの文体はわたしのからだだった。
それも生理だとしたら、悔やむことはないだろう。
人間なのだから。
歳とともに生理は変化する。
そういうことなのだ。
ふみのからだ。
それがわたしたちのからだ。
幸を呼ぶ。
負けない詩人のからだ。
祝福しよう。
初雪の舞う空の下で。
戻る
編
削
Point
(5)