立つ/
犬絵
架
その白き影に
逆らって嘘つく
冷たい
体の
冷たい
心
つらぬく
風が
吹き抜ける
そんな
希望
うすい
現実
うすい
夜
それでも
顔を上げて
立たねば
ならない
ただ、
どこに
立つか
まだ、
決めかね
ている
なにも
欲しくない
のは
なにも
みえないから
そういう
わけ
ただ
それだけ
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