悪意/
凪目
切岸
目は塗れている
君は客体を食べ、俺を育てた
鉱物、炎
語れよ、カタルシス
有も無も
区別ないところから聳えた
君は自在に生み、俺を醒ます
文字を山なす腐肉の王者
呼ぶに理解なく
愛でるに葛藤ない
君はおよそ無味なるものの総体
真空、氷
分けよ、数えよ
俺は澱
汚れた殻、君のズタ袋
目を塗れさせる
鋒
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