あきらめの色/犬絵
 
うしよう

ぼくは
かのじょが
好きなのか?

そうでないかも
わからない

どうしよう

かのじょの
正義は
わかるのに

真剣に考えて
わからない
好き

なら
それは
好きとは
呼べない
気持ち

なのか?

心の色が
見えない、
それを知って
どうすることもできなかった
朝は
ただ、
汚れてしまい
重くて
支えられない
喜びを
あえて
届けられない
虚構と
切り捨てる

あらゆる
きぼう
ゆめ
あたらしい
そら
それらを
すべて
ないものと
する

かのじょの
ことも
きっと
好きじゃ
なかったん
、だよ


心の色は、
なにいろ?

ああ、
ぼくの
目には
まるで
色のない
うごかない
白黒しか
わからない
ああ、
わからないん
、だよ






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