友人と再会して / その日の記録として/beebee
は自分を頼み
運命を頼み飛び出した
その強さを誰が咎められるだろう
その話を聞いた私は想像を膨らましたが
それは自分を甘やかすためだった
自分にも頼む力があって
同じく自由に羽ばたく姿を想像した
自分も同じだ
自分にも頼む力があり運命があるに違いない
どうか私を笑わないで欲しい
命を惜しんだ訳ではない
伸びて行く若木は自分も同じだった
道は違えども生きてきた道は変わらず
厳しい星霜であったことを
目元に笑いをたたえて君は笑った
よう!
おう!
会うのは何年振りかな
三十年は経つねと私は答えた
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