蛍光灯のヒカリに守られながら/よーかん
 

さげすんだり

したりしなかったどころか

それが痛みだったことさえ
気付いていなかった

そうなんだ
ホントのはなし

ボクがカレの痛みに気づいたのは
カレのココロに
思い出が薄れていく
不安が現れた瞬間だったから

カレは
思い出の中で
何度も太陽を

抱きしめているのだから

大人たちには
それが
理解できない

それだけ

キミはまだ少女の頃の
オモカゲを制服の下に隠しているから

ボクが今でも
太陽がそれを許すなら

何度でも
やきつくしてくれるまで
あの太陽のヒカリの中で

ボクとカレが
この地での名前やすべてを

忘れてしまえるまで

また太陽を




キミも行かないか
いっしょに












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