いかなる理由があろうと/狸亭
うと
話し合おう、忍耐強く、鈍重に。
平和のための苦労なら耐えてみせる。
ハイテク先進文明が花開く楽園に、
積み上げられてゆく鋼鉄の武器が
誰によってもたらされたかを告発しよう。
日々流されている人間の血を
止めなければならない。
早く 早く 早く
いかなる理由があろうとも。
*この作品は湾岸戦争の時に昂奮して一気に成ったものだけれど、世紀を越えて9.11後のアフガニスタン、イラク、パレスチナの現状を見ていると、状況は、より厳しく、身近に迫って来ているように感じております。楽しい広場にこんな詩を投込んでみたくなったのもテロよりは良いかと。
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