不慮の自己/狩心
 
んだんだ。」


4次元の祈りが終わると
3次元が現れて
その3次元を2次元が食らって
2次元が2次元同士で共食いをして
ぽつんと1次元になる

無性に腹が減った
*は記号であることをやめ
移り行く生き物であることを選んだ


せめて△や〇であればいいものを
放射状に無限に伸びていくその様はまるで

全ての優しさに飽きた悪魔
そのものだった

仮想現実と現実の境界線はなくなり
無生物と生物の境界線はなく
あなたとわたしの境界線はなく


わたしは*を神で拭く時
あなたの夢を思って
なんとも言えない気持ちになる


ああ面

消化されないメンが垂れ下がり
手を伸ばしていたのに
わたしはそれを
断ち切ってしまった

断罪

自分の首から上を切り落として
じっと *を
眺めていたい








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