原色のなみだ/吉岡ペペロ
 
で絵を描くように

詩を紙に書き散らかしたり

目をとじてヘッドフォン耳にあてたり


怒っていいことなんてたぶんない

つまらない顔をしていいなんてこともたぶんない

原色のなみだを

灰色の片目から空にながそう

音楽は消えていく

消えていくから生まれていく

なにものこらないことをしよう

怒っていいことなんてたぶんない

無理してわらう必要もない

きょうも朝からからだの何処かが痛い

じぶんを正当化するなんて

じかんよりこころがもったいない

見えないビューティフルだけを

感じて息をしていこう







戻る   Point(3)