夜のカフェ/ヌヌヌ
 
て自分自身をマシだとは思っていないかった、彼等は誰よりも自分自身を嫌悪していたのだった

エゴイスティックな人間は怒ることを躊躇わない
「バカどもをもっと怒鳴れ」と重圧をかける
私はそんなことはしないしないから貧乏なのだ

テーブルの一画では若者達が熱を帯び、ビジネスマンの顔は真っ赤、ピアノは孤高な鷹の物語を奏でているwannabe! wannabe! wannabe!

私はいつまでもこんなところに居てはいけないのだ

怒りは真摯であるべきだと思う
その発露一つ一つが誠の自分を削りだす鑿であるべきだと思う

私はいつまでもこんなところに居てはいけないのだ
私はいつまでもこんなところに居てはいけないのだ

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作者注

ゴッホの夜のカフェを見てかきました
http://mediad.publicbroadcasting.net/p/wnpr/files/styles/x_large/public/201510/Vincent_Willem_van_Gogh_076_0.jpg

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