君と僕を巡る、/狩心
 

君は記憶しておくのが困難なのに、
大切なことは覚えてくれていて
君は毎日毎日恐ろしいテレパシーに、
一日何千回と苦しめられていて、
それを信じて何度も何度も狂ってしまうけど、
そんな時も僕の事は信じてくれていて

本当に信じてる?
本当に信じられるかな? 僕ら、
自分という永遠の孤独の殻を破って、
信じ合えるだろうか

宇宙の法則がどうであれ、
社会がどうであれ、
運命や真実がどうであれ、
僕らの想いはそれらを超越するから

またねと言って、
見つめ合う
透明な手が絡み合って、
別れを惜しむ、

、ドアが閉まる

頭の中をたくさんの事が駆け巡る
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