絶望の角度/草野大悟2
 


 そういうことだ。

───えっ?

 だから、そういうことだ。
 今言ったことが真理という実態の全てなのだ。

───へー、そうなんですか。

 そうだ。

ぼくは思わず、分度器を床に叩きつけた。 

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