Road in Akasaka/番田
新しい仕事が決まり
黒い服の人の群れの入りまじる 地下鉄の
創作的な外資系企業のビルの並んだ駅から歩いていく
新しい街に通いだした 僕がいた
まだ肌寒い朝 立ち止まること無く 僕も
そして スーツを着たサラリーマンと僕は歩いていく
しかしコーヒーショップに入ろうとしては 躊躇している
彼らと どこまで 僕は 歩いていけるのだろうか
見知らぬ角度の日差しと
日差しの差しこんだ この街の セブンの様相
僕の心の そして 夢見がちだった頃を思い出した
階段を降りても まだ テレビ局は僕のことは知らない
死ぬまでにどのくらいの人と テーブルを挟んで しかし
自分ではない 誰かと 僕は会うのだろう
誰かと会えるのだろうか 今週末は だけど
来週も一人ではないのだろうか
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