詩の響き/みっちー
 
シスターが列をなしている
荘厳なる響き
主張低音のなかに響きわたる
苦しみもだえのなかの祈り
ロザリオのゆれ
光をはなち
ぼくは家に帰って聖書を開いた
内臓がふるえた
性的快楽がのっていない
心象スケッチ
静かな無
ランボーの詩、パウル・ツェランの詩
をふるえながら読んだ
生きているんだ、ぼくは
言の葉がふるえ他者に伝わるように
心静かに祈る
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