7月のたそがれ/番田 
 
私は見知らぬ街へ行く
部屋に 一人でこもりきっていたのだ
意味はあるのだろう そこに しかし 部屋の中で
窓は いつの間にか 暮れてしまっていた


そして 資格のための勉強をしていた
意味は無いのかもしれないが何もやることがなかった
私は しかし 将来への不安を抱えている
子供の頃を 時々思いだす


冷蔵庫の中にはスイカ 
目を閉じてみる時 しかし 思い出す
誰かれ構わず遊んでいた だが 心の中では見つめていた人を
いつか 時々 私は車を運転したいけれど


私が公園で遊んでいた日
あれは いつだったのだろう なぜ 出かけたいのだろう
気ままに 今は ただ
本を読んでいたりもするけれど


戻る   Point(2)