可否道その9---行ってはいけないクラシック喫茶店/st
スのピアノ協奏曲第2番をリクエストすると
軽蔑の視線で そんな曲はありませんといい
でも第1番はありますという
その時はあきれかえってしまったが あとで第1番を聞き
その素晴らしさに驚き 納得し 私も第2番は聞かなくなった
過ぎたるは猶及ばざるが如し-----
うまいくらいなら わすれてしまう
よい音くらいなら わすれてしまう
変人くらいなら わすれてしまう
すぎる---のがこわい ぜんぶほしくなるし
わすれられなくなる
破産を覚悟するなら
行ってもよい クラシック喫茶店たち
戻る 編 削 Point(2)