専門用語は何時だって難しいから/藤鈴呼
 
に 光り続けていた
幻想的な闇が
瞬いている

それで 明日は必ず 晴れるのですか
問いかけたが 応えはない

明日のことなど
誰にも 解らぬのだ
希望的観測で 物を言えば
笑顔の花が 咲き乱れるのに

余計な一言で
この空間をも 断ち切ろうとする
それが 迷惑だったと見えて
鋏の音が 余計に響く

カシャン カシャン
三度目は 落下した音

何時か見た ピーナツの欠片より
大きな音
小気味良くは 響かず
向こう側までは 届かず

ただ 私に 出来ることはと言えば
酒のつまみとして
主役には なれぬ代わりに
噛み下すことしか なかった

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