ズルい女/1486 106
 
運ぶの
一人で踊っていても男達の方から声を掛けてくるわ
ルーティーンワークのように同じ事を繰り返すの
心が渇いてしまわないように潤いを与え続けるの
それなりに本気になった恋愛だって一つや二つあるわ
だけどやがて退屈になって新しい刺激を求めてしまうの
ショーケースに飾られたレプリカではいたくないから
鎖を断ち切って狭い箱の中から大空へ羽ばたくわ

もしもどこかに真実の愛というものが存在してるというのなら
一目でいいから拝んでみたいものね
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