ふるえる瞳の物語/藤鈴呼
こぼれた ライターの灯が
それは ちがうよ と言う角度で
微笑んだ 筈は ないのだけれど
そんな風に 見えたから
ほんの ちょっと 戸惑った
その 止まった空気の中でも
燃え続けるもの
それが 愛だと
君は 主張して
ぜったいにぜったいにぜったいにぼくは
まちがってなんかいないやいって
つぶやくから
もう ぼくは
なんにも いえなくなって しまっていて
癒えなくなって しまって生て
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