風街ろまん/梅昆布茶
 
るらしい君のスタンプ

何度目かの自己破産にて負債がいきる証かとも思う

部屋の隅に置いたガスストーブで僅かの暖をとる純粋労働者たらん

こころには区別がなくて色も滅多に着いていないが
ちびた鉛筆を舐めてもう少しそのスケッチをしていたいと

いつか淡彩で色をのせたら
君に見せてあげたいだけなんだが




風が吹いていた
街は瞬いてたし

夜は意外とみじかく結審して
断罪が確定するだろう

読み返すこともない時間と

相変わらずぼくは変なおじさんだけれどね。



















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